1/31、博多区某所にて、『鶴見俊輔コレクション1』所収の金子ふみ子、ホワイトヘッド論を媒介に、「生きたアナキズム」やホワイトヘッドの哲学、ひいては、ホワイトヘッドの形而上学ベルクソン生の哲学、そしてベルクソンから大きな影響を受けた大杉栄の知性批判について、検討を加えました。ホワイトヘッドの「哲学の創造」という観点が、具体性に根付いた仕方で知恵を創発して行くさまと、ベルクソン=大杉の知性批判かつ知恵の鋳直しの議論との親近性、はたまたホワイトヘッドの図式から捉えられる金子の文言との鶴見による接続など、議論は縦横に展開されました。

今年の予定としては、谷川雁の著作を読解する事、怪奇小説におけるアナキズム(!)や、バタイユの思想についての勉強会、それと昨年実現しなかった、栗原康氏招聘や、ド評、ブックジョッキーなどイベントを企画して行く予定です。