12月30日、博多区某所で中国文芸研究会と共催で、初期マルクスの文献を読解しました。「ユダヤ人問題について」「ヘーゲル法哲学批判序説」「経済学・哲学草稿」「ドイツ・イデオロギー」の一部をみなで一瞥し、喧々諤々の議論を行いました。とりわけ、人間の完全な喪失であるがゆえに、人間の再獲得すべしという観点や、自然主義の観点から、今年一年の労働の垢を落とすような話にもなりました。なかなか垢はこびりついて洗い流すことはできませんが、この研究会の今年のはじまりとおわりに中国文芸研究会のみなさまとご一緒できたことは、私たちにとっても「人間の再獲得」の一歩を踏み出せているような気がしてなりません。来年も引き続きさまざまな文献読解やイベントを通じてアナキズムの知見を深めて行きたいと思います。