7/27日にアートスペーステトラさんで、ちぇじんそくさんの詩の朗読会が行われました。さすが野戦の月の俳優でもあるじんそくさん。ドンドンドンとはだしで足を踏みならしながら、とても熱い言葉を紡いでおられました。ヘイトスピーチ放射能汚染問題など複雑な問題を、複雑なまましかし明晰かつ熱のこもった言葉で朗読されていました。

7/28日、中国文芸研究会との合同開催で、博多区某所にてバタイユの『広島の人々の物語』と「消費の概念」(『呪われた部分』所収)とを読解しました。原語は確認していないのですが「きらめき」という語に導かれて、「消費」を資本主義的なそれではなく、バタイユ独自の「消費」を練り上げていく様を確認し、資本主義のサーキットとは異なる消尽される自然の有様(太陽に起因する普遍=宇宙経済学)に思いを到らし、もしも新たな経済学が可能になるとしたら、という妄想にかられる、極めて刺激的な議論が展開されました。